伊勢のしめ縄の習慣をあたらしいでカタチで。

しめ縄を飾る場所は、不浄のものは入れないとされていて、一種の魔除けの役割があり、しめ縄飾りを玄関に飾るのは、ここが歳神様を迎える家だということを表すためだそう。伊勢地域では、しめ縄は玄関に年中掛けられ新年をを迎える前、年末にかけ替えられます。

伊勢を離れた方や、マンション・アパートなどにお住まいの方にも、ご利用いただけるよう木箱に入った小さいしめ縄をつくりました。
古くから、無病息災としあわせを呼び込む伊勢のしめ縄の習慣を、あたらしいかたちでお飾りください。

素材は、国産（栃木産）の精麻を使用しました。麻は、穢れを払い去る力を持つものとして古来より神事にも使われてきました。魔気・邪気を祓うといわれ、「清浄」のパワーがあります。

また、橙（だいだい）飾りのモチーフには、伊勢神宮の神域内で保護されていた樹齢300年以上の御山杉（みやますぎ）を素材にした10ｍｍ玉をお付けしました。
橙には、代々の意味があり一家の子孫繁栄を表し、丸い形はご家庭の円満を願いが込められています。

「蘇民将来子孫家門」のお札と、台紙には伊勢和紙を使っています。

麻を綯う際には、お浄めとして伊勢神宮内宮を流れる五十鈴川上流の湧き水を使用しています。

蘇民将来子孫家門

伊勢地方では、お正月が過ぎても注連縄を戸口に一年中かざる習慣があります。
これは古くからのいいつたえによるといわれています。
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伊勢を旅したスサノオノミコトが、泊まる宿がなく困り果てていました。
そんなとき蘇民将来は、快く引き受け貧しいながらもできるだけの
おもてなしをし一夜を過ごしました。
スサノオノミコトは、大変喜び、旅立つ際に後の世どんな疫病が流行っても
「蘇民将来子孫家門」と書いて門口に示しておけば、その災いから免れるで
あろうと言い残し去りました。

以来、蘇民の家は代々栄え、伊勢地方では、しめ縄に魔除けとして一年中
「蘇民将来子孫」と書き、戸口に掛けるようになりました。
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一年かけられた伊勢のしめ縄。

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